2月3日(日)はタロットスクール生、麻倉蒼衣さんの占い2日目でした。
麻倉さんは、タロットスクールでグレード2を修了され、ただ今グレード3。グレード3はタロット占いしとして自分のショップを経営することを狙いとしています。
占い師としてのキャリアを積むために。そして、お客様が来店されて鑑定が終わり帰っていただくまでの一連の動作、お客様をつかむところまで学んでもらいます。占いを習うだけでなく、開店までのノウハウも内容に入ってきます。
この日の予約は2名。11時からでした。お客様がお見えになる前に、麻倉さんと前回の占いの反省点や今日のめあてなど話し合いました。
特に私が話したことは2点。
占いで必要な要素をひとつ挙げるとすれば「共感」だということ。
辛い思いをしているお客様がおおくいらっしゃいます。でもその辛さを周り野方は理解していただけません。カードを通してお客様の辛さ、そして頑張り。これを理解して伝える。お客様の一番の理解者になる。占いという作業は、その先の問題解決の方法や未来の見通しをお伝えするのが大事です。しかしこの共感があってこそ。これは私がプロとして数千人占ってきて到達した境地です。
あとひとつ。占い師として目指すもの。それは「言葉によって人を救う」こと。言葉には力がある。この力を求めている方がいる。言葉で生きる勇気を与えることができる。言葉によってお客様が自分自身を愛おしく思えるような支援ができる。これが占い師にできる社会貢献であり、世界に奉仕することにつながる。そう思っています。
そうこうしているうちにお客様がご来店。早速接客していました。
全てが終わって私の顔を覗いた麻倉さんは、とても不安げでした。しかしどこか清々しく、占い師としての自覚とやり甲斐を感じていたようでした。
帰りに
「先生、聖別しますのでお香とインセンスマッチを買います」
と言ってました。聖別とは、タロットカードを聖なる道具に変えていく儀式です。タロットカードをきちんとメンテナンスし、大事に使っていこうとする意気込みを感じました。
タロットスクールからプロが誕生したのはとてもうれしいことです。
そして、プロとしてやっていけるというだけでなく、一流の占い師になってもらうため、本気で鍛えていこうと気持ちを新たにしたところでした。